「移住のきっかけになった場所...」大熊町の交流施設『KUMA・PRE』で閉館前最後のイベント<福島発>
12月7日に閉館する大熊町の交流施設で最後のイベントが行われた。
大熊町の地域活動拠点「KUMA・PRE」は2022年に避難指示が解除された町の復興拠点に、地域の賑わいを生み出す交流の場としてオープンした。
12月以降、周辺に新たな商業施設などが開業することから、役目を引き継ぐ形で閉館が決定。
11月30日に行われたクロージングイベントには関係者や町民が集まり、グルメやワークショップなどを楽しんだ。
大熊町に移住した男性は「移住するときのきっかけというか、その時一番最初にここに相談に来たのもあったので、寂しい気持ちもある」と振り返った。
また、大熊町に住む女性は「寂しいが、また一歩前に進むということなので、それを願っている」と話した。
施設を訪れた人たちは町の復興を支えてきたこれまでの役割に感謝しながら、名残を惜しんでいた。