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志賀建設が賠償金約7160万円を納入 福島空港の談合事件を受けて

福島県が発注した福島空港内の工事をめぐる官製談合事件で、県は4月21日、石川町の志賀建設が賠償金約7160万円を納入したと発表した。

志賀建設の元役員と元社員は、2021年から2022年にかけて県が発注した福島空港の滑走路の拡張工事をめぐり、元県職員から秘密事項の設計金額などを聞き入札を妨害した罪で有罪判決を受けた。

刑の確定を受けて、県は工事の請負契約に基づく賠償金として志賀建設に対し、5月2日までに7159万9880円を支払うよう求めていた。

県によると志賀建設は4月17日に全額を納入したという。

福島県の工事請負契約の約款では、受注者が談合や贈賄で刑が確定した場合、賠償金として、請負代金の10分の2の額を支払わなければならないと定められている。