花粉症や寒暖差などでからだの不調を感じる春。
今回は「目や鼻の粘膜」を保護し健康に保つ栄養素「ビタミンA」に注目。
お助け食材【人参】は品種改良も進み、1年中出荷されています。
人参に含まれる β―カロテンは、体内で吸収されるとビタミンAに変換され、
適度な油と一緒に摂ることで吸収率がアップ！
田村佳奈美先生に、油も取り入れた2品を教えていただきました。

＜＜人参しりしり＞＞（4～5人分）
人参・・・・・・・・・・中2本（360g）
ツナ缶（ライト）・・・・2缶
たまご・・・・・・・・・1ヶ
かつお節・・・・・・・・2パック
醤油・・・・・・・・・・小さじ2
塩コショウ・・・・・・・少々
サラダ油・・・・・・・・大さじ1
ごま油・・・・・・・・・大さじ1
【作り方】
① 人参はよく洗って皮付きのままスライサーで千切りにする（なければ手切りでOK）。
② たまごは割りほぐしておく。
③ フライパンにサラダ油を熱し、人参を中火で炒める。
④ ややしんなりしたら、ツナ缶をオイルごと加えて炒め、鰹節を加える。
⑤ 醤油、塩コショウで味を調えたまごを加えて炒め、最後にごま油で風味をプラスして完成。

※ワンポイントメモ
☆スライサーが無い場合は手切りでOKです。
☆ツナ缶はオイルごと使いますが、油が気になる方はノンオイルでもOKです。
☆適度に油を使うことで、β―カロテンの吸収がよくなります。


＜＜食物繊維たっぷり！人参ケーキ＞＞（パウンド型1台　6～8切れ分）
人参・・・・・・・・・・小1本（120g）
たまご・・・・・・・・・1ヶ
てんさい糖・・・・・・・大さじ3（60g）
全粒粉・・・・・・・・・大さじ7（60g）
おからパウダー・・・・・大さじ3（18g）
ベーキングパウダー・・・小さじ1（3g）
豆乳・・・・・・・・・・大さじ3～6
オリーブオイル・・・・・大さじ2（24g）
【作り方】
① オーブンを180度に熱しておく。
② ボウルにたまごを割り入れ、てんさい糖を加えてよく混ぜる。
③ ②にすりおろした人参、全粒粉、おからパウダー、ベーキングパウダーを加えてよく混ぜる。
④ 硬さを見て、豆乳を加えて混ぜ最後にオリーブ油も加えてよく混ぜる。
⑤ 型に流してトントンと落として空気を抜き、20～25分焼く（オーブンにより時間は加減する）。
⑥ 竹串を刺して何もついて来なければ完成。
⑦ 型から外し粗熱がとれたら切り分ける。

※ワンポイントメモ
☆全粒粉、にんじん、おからパウダーで食物繊維が豊富な焼き菓子です。
☆人参には、β―カロテンの他、水溶性と不溶性の食物繊維が含まれます。
☆オリーブ油を加えて焼くのでしっとり、また β―カロテンの吸収もよくなります。
☆てんさい糖にはオリゴ糖が含まれており、腸内環境を整えます。


☆☆☆☆☆　菅家キャスターからのコメント　☆☆☆☆☆

・収録の時に、田村先生も使っていた本場沖縄のしりしり器でのスライスがおすすめ！
粗めの切り口で、よく味がしみ込みます。私も収録の後にネットで購入しました(^^)
・人参のパウンドケーキは、ナッツやドライフルーツなどを入れても美味しいと思いました。
人参の青臭さなどを感じないので、苦手なお子さんにもおすすめです。