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キャスタートーク”対談”

#2 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

初めての舞台"J2"でも「容赦なく、挑み続けていく」ことを誓ったいわきFC。走って!走って!!走って!!!サポーターの応援に、魂の息吹くフットボールを見せてくれている。リーグ開幕から7ヵ月。"J2"の壁にもぶつかりながらいよいよシーズンも終盤戦に!いわきFCの「生みの親」いわきスポーツクラブの大倉智社長に話を伺った。

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

いわきFCのこれまでの歩み

2016年に都道府県リーグに参入すると毎年のように優勝を重ね、2022年に初挑戦の"J3"で優勝。2023年は"J2"へと駒を進めた。ただ試練が待っていた。序盤こそ一進一退だったが、第11節からまさかの5連敗。一時リーグ最下位まで転落してしまう。 

前半の戦いについて

大倉智社長は「試練はあるだろうなと」いうのは予想通り。ただ1節目の、去年J3で一緒にやっていた藤枝に負けたのは、その前からの準備を含めうまくいっていなかった部分もあったので、ここは入りが悪かったと話す。また、14節で清水に前代未聞の9点というサッカーでは見たことがないような試合があったことからも、やはり前半は不安定だった。と大倉社長は振り返る。 

大きな転機...監督の交代

「いわきらしさを取り戻すのであれば、チームを作り上げてきた責任もあるし、新監督は僕なのかなと思った」と語ったのは、いわきFCを誰よりも知る男田村雄三氏。新監督に就任した。2021年まで5シーズン監督をつとめ、走り勝ついわきのサッカーの礎を築いた。田村雄三監督は「"容赦なく挑み続ける"ってことで、とにかくチャレンジし続けると。前に前にトライしていきたいなって思ってます」と語っていた。

 息を吹き返したチーム

監督の期待に応えチームが息を吹き返す。その中心にいたのは、ケガから戻ってきた岩渕弘人選手。復帰後、4戦で5ゴールの大暴れ! チームも、監督交代後7戦・負けなしと勢いにのると、続くジュビロ磐田戦で8戦ぶりに黒星を喫するが、スタジアムには5000人を超えるサポーターが駆けつけた・

 変化を見せた後半戦について

大倉社長は、監督を変えるまで7試合あった。そこでいろいろ考えて、本当なら監督を変えたくないし、ただ変えるなら田村がスキームを取っていたし"創業"から一緒にやってきた監督だし、GMとして前監督をサポートしていたので、彼とも話したうえで「覚悟を持ってやる」と決めてくれたので、ガラッと変わってきた。という。また選手については、選手の組合せ・やり方・練習というところをもう一度原点に戻るということを、監督が必死にやっていた。選手も躍動感が出てきたように思う。と語った。

 再び試練のとき

7月の活躍が評価され、田村監督はJ2の「月間最優秀監督賞」 岩渕選手は「月間MVP」を獲得している。順位も15位まであげだが、ここに来て3連敗。再び試練のときを迎えている。917日時点で、いわきFCは19位。上ともあまり差はないのだが"J3降格圏"の金沢とも勝ち点差が「5」となっている。いわきFCは923日に、その金沢とホームでの直接対決。その先は、清水戦をはじめ上位陣との対戦も残っている。

 戦絶対に負けられない金沢戦

大倉社長は、普段は42ポイントぐらいで残留と言われているらしいが、今回のリーグは混戦している。上も下も近いが、とにかく次の金沢戦はホームのグリーンフィールドを満員にして選手の後押しをしていただきたいと話した。

 サポーターが感じる選手の覚悟

920日の公開練習も熱気が溢れていたが、サポーターにも選手の覚悟しっかりと伝わっていた。「強い相手が多いので、去年(J3)と同じようにできないんだろうなと思うが、走り続けるのは変わっていない」「吉澤選手と岩渕選手。スピードがあって、ゴールにむかって全力なところが好き」「スタジアムの雰囲気、サポーターの応援とか選手の声が近いのもあって、見ていて楽しい」とサポーターはいう。

地元に勇気や希望を

先日、いわき市では甚大な大雨被害もあった。田村監督も「勇気や希望を与えられるサッカーを」と口にしている。改めて残り7試合どんな戦いをみせてくれるのか?大倉社長は、勝つ負けるというのはマネージメントできない。だからこそ"負け方が大事"ということも言っている。いわきFCらしい「魂の息吹くフットボール」「90分間止まらない・倒れない」そこから生まれる、皆さんと作る熱狂空間をホームは4試合だが残り7試合作っていきたいと語った。

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