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いわきのナシがベトナムへ 第一陣が出発 順調に育った"豊水" 果樹農家は台風を心配《福島県》

福島県いわき市で行われたベトナムに向けたナシの出発式。
JA福島さくらは今年、福島県のいわき市や郡山市で収穫されたナシ約5.4トンを輸出する計画だ。JA福島さくら・志賀博之組合長は「福島の美味しい果物、ナシを笑顔で食べていただきたいなというふうに思ってですね。私も現地に出向いてPRしたいと考えております」と話す。

しかし、心配されるのが台風10号の影響。
通常は2週間ほどでベトナムに届くが、今回の第一便は台風で船が欠航となり、到着が遅れる可能性もあるということだ。

順調に育った今年のナシ。高田果樹園の高田正信さんは「これは豊水。後半のナシ(豊水)が台風でどういうふうになるか、それが心配ですよね」と話す。
高田さんは防風ネットや支柱を立てるなど、いつも通りの対策で台風が無事過ぎ去るのを待っている。「いやー心配ですよね。風吹くと棚がガーって上がるでしょ。風が終わると下がるから、そのときバタバタって(落ちる)。だから風が一番恐ろしいんでねえの」という。

8月に相次ぐ台風。台風10号は影響が長期化するとみられていて、心配な日々が続く。