ニュース

快挙!ボッチャ・遠藤裕美選手(福島市出身)が銅メダル 個人種目で日本女子史上初 パリパラリンピック

パリパラリンピックのボッチャ競技で快挙!笑顔で手を振る福島市出身の遠藤裕美選手が銅メダル!ボッチャの個人種目では、日本女子史上初のメダルだ。

遠藤選手は日本時間の9月2日未明、3位決定戦でバミューダの選手と対戦。第1エンドで得点し、ゲームを優位に進める。
続く第2エンド。遠藤選手が強さを見せる。集中して基準となる白いジャックボールに狙いを定める。相手の赤いボールのわきをすり抜けるように転がし、遠藤選手の青いボールを寄せる。相手よりジャックボールに近づけることで得点となるボッチャ。遠藤選手はこのエンドだけで3点を追加。

その後の第3エンド、第4エンドでも相手を圧倒し、7-0で勝利。銅メダルを獲得した。ボッチャ競技の個人種目では日本女子史上初のメダルとなった。
遠藤裕美選手は「みんなの応援があったからこそ、ここまで。日本の人たちの応援もしっかり届いて、コート上でプレーできたことが一番最高です」と喜んだ。

県内から応援していた福島県ボッチャ協会の事務局長・村上普子さんは、遠藤選手の活躍に目を細める。
村上さんは「火の玉ジャパンの一員といて、メダルを取れるという風になった事は、福島県としても凄く嬉しい事ですし、やっぱり皆さんのいろんな所でサポートや応援があっての事だと思っておりますので、凄く誇らしく思います」と話した。

遠藤選手が本格的に競技を始めた14年前から成長を見守ってきた村上さん。
3位決定戦では遠藤選手の苦手な短い距離での失点を最小限に抑えるなど「笑顔」が多く見られたと喜んだ。
村上さんは「最後だから楽しくやろうという風に思えたようで、終始笑顔が見られまして、(準決勝の時より)心に余裕ができたのかなと見てて思いました」という。

初出場のパラリンピックで快挙を成し遂げた遠藤選手。
次の試合は4日、団体の予選ラウンドで2個目のメダル獲得に挑む。