燃料デブリの試験的取り出しが中断している問題で、現場での「ミス」の修正作業が完了した。

福島第一原子力発電所２号機では、8月22日燃料デブリの取り出しに着手しようとしたところ、ロボットを格納容器の中に押し込む円筒状の棒の順番にミスが見つかり中断。
東京電力は手順の確認が整ったとして、9月7日から現場での修正作業を開始し、8日までに棒を正しい順番に接続する作業を完了したとした。

一方、試験的取り出し作業の再開については、「順調にいけば今週」としているが、詳細なスケジュールは明らかにしていない。

この問題をめぐっては、現場のミスが約１カ月放置され、東京電力が確認を怠ったことも問題視されている。