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燃料デブリの試験的取り出し再開 ミスで中断から19日ぶり 格納容器に向けロボット投入《東京電力》

福島第一原子力発電所2号機で中断していた燃料デブリの取り出し作業が、9月10日再開され、格納容器に向けてロボットが投入された。

福島第一原子力発電所2号機で、10日朝、再開されたのは事故で溶けた燃料などが冷えて固まった燃料デブリの取り出し作業。今回は3グラム以下を取り出す計画で、午前7時20分にロボットを格納容器に向けて投入する着手に成功した。

事故後初めてで、廃炉の最難関とされる取り出し作業は、8月22日に着手が予定されていたが、ミスが見つかり約3週間中断。
東京電力による確認不足が問題視されたことから、今回は一連の作業に社員を立ち会わせ再発防止を図る方針だ。