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4日かけロボット回収 23日は3.5メートル引き戻す カメラトラブルで中断のデブリ取り出し 東京電力

東京電力・福島第一原子力発電所2号機では、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出し作業が、ロボット先端のカメラのトラブルで中断されている。

東京電力は原因の確認のため、格納容器の中に入ったロボットの回収作業を9月23日から開始し、ロボットを押し込んでいるパイプ5本のうち3本を引き抜いた。
ロボットは、これまでの位置から3メートル50センチほど引き戻されたものの、先端はまだ格納容器の中にあり、カメラからの映像は見られないままだ。

回収作業は4日ほどで完了し、その後、東京電力が壊れたカメラの状況を遠隔で確認する方針で、燃料デブリ取り出し作業の再開時期は未定としている。