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隈研吾さんデザインの"乙な"複合施設が9/28に誕生 グルメにアクテビティで玉川村を満喫【福島発】

福島県玉川村の阿武隈川そばに2024年9月28日にオープンする「乙な駅たまかわ」
玉川村の須釡泰一村長は「多くの方々に気軽に親しみを持って利用してほしい」と期待を寄せる。9月25日は、関係者向けにプレオープンした。

<森や川と共生する施設>
福島県には、35カ所ある「道」の駅や、相馬市にある「浜」の駅、伊達市にある「まち」の駅など様々な駅があるが...ここは「乙」な駅。須釡村長は「自然の中に溶け込んで、まさに森と共生する・川と共生する。それがこの乙な駅たまかわの魅力の一つ」と語る。

<特産品やグルメを味わう>
土産物などを買えるスペースはもちろん、玉川村産の食材を使ったこだわりのパンも。パンは畳のベンチで自然を眺めながらゆっくり食べることもできる。またレストランでは、福島県産牛を使ったステーキを味わえる。レストランからも阿武隈川を望むことができ、"乙な"時間を過ごすことができそうだ。
◇チャックアイロールステーキ 2053円

<名所が名前の由来に>
ところで、なぜ「乙な駅」という名前なのか?須釡村長「乙字ヶ滝という滝がありまして、乙字ヶ滝の乙という字を活用いたしまして、乙な駅たまかわとしております」と説明する。乙な駅のすぐそばにある「乙字ヶ滝」は、日本の滝100選にも選ばれて、玉川村が誇る名所だ。

<空き店舗を活用 ブルワリーも>
東日本大震災後から空き店舗だった場所を、地域資源として有効活用したという乙な駅。デザインを担当したのが、東京の新国立競技場などを手がけた建築家の隈研吾さん。
地下にはビール醸造所も。今後はクラフトビールも製造・販売され、このラベルも隈研吾さんのデザインだという。

阿武隈川でカヌー体験が楽しめたり、レンタサイクルができたりと、まさに"乙な"にぎわいの拠点は9月28日にオープンする。