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今季一番の冷え込みで"朝ラー"を求める人も 福島県...秋深まる 浪江町の復興拠点では稲刈り

9月25日の福島県は、各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。いま県内はゆっくりと"秋色"に染まり始めている。

<通勤通学 郡山市では>
コートや厚手の服を着た人も目立った朝のJR郡山駅前。街の人は「きのうの夜ぐらいからすごく寒くて、きょうはカーディガンを今年初めて出しました」と話す。
寒気が流れ込んだ影響で、25日朝の最低気温は喜多方で10.5℃、郡山で12.5℃、福島で14.7℃などと各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。

<朝ラーで温まる人も>
そんな中、会津若松市のラーメン店では"朝ラー"を求める人が徐々に増えていた。
来店客は「朝冷え込んできたので、朝から温まって。これから仕事という感じで頑張れるのかなと思って、おいしく頂いています」と話す。
中華そばふたぼしの遠藤勇喜さんは「少しずつ朝増えてきて、みんな寒いと温かいものを食べたいのかなという感じで結構いらっしゃってます」と話した。

<復興拠点に秋の風景>
浪江町室原地区では、原発事故後2回目となる復興拠点では稲刈りが行われた。
2023年3月に避難指示が解除されたことを受けて、営農再開を目指した試験栽培が続けられている。
室原復興組合の高田秀光組合長は「戻る人数は少ないですけれども、昔みたいにみんな仲良く安定した生活ができれば良い」と話す。
2024年に収穫されたコメはまだ販売できないが、検査で問題がなければ早くて2025年度にも出荷制限は解除されるという。

福島県内は、ゆっくりと秋が深まり始めていた。