福島・国見町長選 新人の村上利通氏が現職を破り初当選 高規格救急車事業の問題巡る町政立て直しが課題
「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」
任期満了に伴う福島県国見町の町長選挙は、新人の村上利通さんが再選を目指した現職などを破り初当選を果たした。
国見町では、「企業版ふるさと納税」の4億円余りをもとに進められた高規格な救急車の開発事業が、契約をめぐる経緯の不透明さから中止。現職の責任なども町長選の争点となっていた。
初当選した村上利通さんは「このままでは国見町のイメージがそして信頼がですね、損なわれてしまっていると。その信頼を回復して誇りを取り戻すと」と抱負を話した。
救急車の問題をめぐっては、町議会の百条委員会や町の第三者委員会からも指摘を受け、混乱からの町政の立て直しも課題となっている。