福島県選出議員の初登院 特別国会召集 衆議院の3人の新人議員が決意新たに
11月11日召集の特別国会には、10月の衆議院選挙で当選した福島県内関係の7人が初登院した。このうち新人議員は3人、有権者との約束を果たすために決意を新たにしていた。
福島テレビ・安齋遥介記者:「午前7時半の国会議事堂です。開門前ですが、既に報道陣が駆けつけています」
<自民党・坂本竜太郎議員>
福島4区で初当選した自民党の坂本竜太郎議員は、午前8時の開門と同時に国会議事堂に向かった。
坂本議員は「おかげさまで今日から正式にバッジを頂いて、しっかりとこの国のために、国民の皆さんのために尽くして参りたい所存であります」と話した。
活動の拠点となる議員会館では準備に追われていた。
坂本議員は「これからしっかり色々、政治活動、議会活動、国会活動の拠点となるように、色んな資料とか書籍とかこの棚に充実してって、いい仕事ができるようにここから...」と話す。
坂本さんにとって、国政の場は元衆議院議員の父・剛二さんの秘書を務めていた時以来10年ぶり。初登院には、剛二さんが着用していたベルトを締めて臨んだ。
「今回はバッチいただいて、また国政の場でまた仕事させていただくことになったと。父のベルトで、引き締めて、責任を果たさせていただきたい。そういう覚悟であります」と語った。
<立憲民主党・斎藤裕喜議員>
一方、比例復活で初めての議席を獲得した立憲民主党の斎藤裕喜議員。
斎藤議員は「嬉しいというより、もう本当に前に進め...やるしかないというそんな気持ちです」と話した。
次々と訪れる先輩議員のもとへ駆け寄り、固い握手を交わしていた。
金子恵美議員:「浜通りの方が新しい選挙区で、お任せしますが、でもみんなで故郷再生のために頑張りましょう。よろしくお願いいたします。何かあったら何でも言ってください」
斎藤議員:「本当に、よろしくお願いいたします」
金子議員:「期待しています。私も頑張ります」
激励の言葉を受けながら責任の重さを噛みしめていた。
「(政治への)不信感というよりは、どちらかというと、これからの期待感の方が私は大きいという風に受け止めてまして、今生きている方々と、次の世代にどうやってつなげていくかというところを、私はしっかりと国政で取り組んでいきたいと思っています」と抱負を話した。
<自民党・根本拓議員>
また、同じく比例復活で議席を獲得した自民党の根本拓議員。当選後に実感したのは福島からの期待の大きさだった。
根本議員は「本来であれば、もしかしたら得られなかったはずのチャンスを頂いたということなので、思いっきりこの福島のため、日本のためにやるべきことを精一杯やっていくという、それをやっていきたいと思っています」と話した。
国際弁護士として培ってきた自らのキャリアも活かしていきたいと決意を新たにした。
「福島との関係でいえば、やはり中小企業の活力を生み出すということを一生懸命やっていきたいと思いますし、それとともに自分の武器、国際性ということを活かして、外航安全保障・防衛の分野でも実力を発揮していきたいと思ってます」と語った。