ことしのお歳暮は...やはり「日用品」 年末商戦スタート 百貨店で特設コーナー 常磐もの応援も【福島発】
今年も残り50日を切るなか、本格的な年末商戦が始まった。福島県郡山市の百貨店がお歳暮シーズンに向けて特設コーナーを11月13日開設した。
「お歳暮商戦がんばるぞ~!えいえいおー!」
午前10時の開店前に、気合いの掛け声が響いた郡山市のうすい百貨店。
13日開設されたのは、お歳暮の特設コーナーで全国の逸品857点が並んだ。
一年間の感謝を伝えようとさっそく訪れた人は...。
「『一年間どうもありがとう』っていう感じですかね、『また来年もよろしくね』みたいな」「定番、ハムだね。元気なうちには贈ろうかなと」
また、2024年は常磐もののを応援するコーナーを初めて設置した。
うすい百貨店営業推進部の興治沙緒里さんは「処理水の放出から一年経過したということもあって、改めて、常磐ものを応援しようというところで、今回組ませていただきました」と話す。
人気の価格帯は例年と変わらず3000円から5000円。物価高により、今年も調味料や油などの日用品の需要が高まるとみられている。
うすい百貨店の興治さんは「年末年始を楽しく過ごしていただきたい、良い年を迎えていただきたいところがございますので、そういった気持ちを込めて、贈り物を選んでいただければなと思います」と話した。
うすい百貨店のお歳暮コーナーは、12月22日まで開設されている。
お歳暮離れが進む中、各社が掘り起こしを狙っているのは自分への「ご褒美需要」。
うすい百貨店でも「ご褒美ギフト」という専用のコーナーを用意。なかには1万円を超える商品もラインナップされている。
お歳暮商品で家族や友人と楽しむのは、新しい形になりつつあるのかもしれない。