JAEA・日本原子力研究開発機構が燃料デブリを公開 詳細分析を開始 一年以内に総括的な評価
福島第一原子力発電所から事故後初めて取り出された燃料デブリをめぐり、分析を行うJAEA=日本原子力研究開発機構は、11月13日輸送容器からデブリを取り出したとして写真を公開した。
14日からX線などを使った分析を開始し、数カ月程度で結果をまとめる計画で、1年以内には総括的な評価をしていきたいとしている。
0.7グラムのデブリから事故が起きた時の状況などを推定し、今後の本格的な取り出しにつなげたい考え。
福島第一原発には880トンのデブリがあると推計されていて、国と東京電力は2051年までに廃炉を完了させるとしている。