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新たな感染症に備える 福島県庁で危機対応訓練 患者を医療機関へ搬送 新型コロナ対応で培った教訓活かし

新たな感染症に備える訓練が行われました。活かされているのは新型コロナウイルスの対応で培った教訓だ。

11月19日福島県庁で行われたのは、新型インフルエンザへの感染が疑われる患者を指定医療機関へと運ぶ実動訓練。
搬送スタッフ役:「確認のために名前と生年月日を教えてください」
患者役「はい、○○です」

新型コロナウイルスへの対応で培った経験から、職員は防護服を着用するなど感染拡大を防ぎながら、患者の体調の変化にも気を配っていた。
この新たな感染症に備えるための訓練には、福島県や保健所の担当者など約40人が参加。感染が疑われる患者からの相談や、医療機関・介護施設からの情報提供を想定し、手順などを確認していた。

福島県感染症対策課の新妻崇永副課長は「実際に(新型コロナに)対応した方が多く参加していますので、実践を踏まえたうえでのご意見を皆さんで話し合っていただいたので。次の感染症がどのような感染症かは誰にもわかりませんので、迅速かつ的確に対応するために、こういった訓練を実施するということがとても重要だと考えています」と話した。

新型コロナウイルスの感染拡大を経験した後に、福島県が今回のような訓練を行うのは初めてで、今後も関係機関との連携強化を進める方針。