残業代を虚偽申請 手当詐取した教育事務所職員を懲戒免職 盗撮未遂の教員も免職 計9人を処分《福島県》
子どもたちの模範となるべき教職員に厳しい視線が注がれそうだ。超過勤務の虚偽申請や盗撮行為などで9人に懲戒処分があった。
福島県教育委員会・箱崎兼一教育次長:「極めて深刻な事態であると重く認識しております」
過去10年では記録にない一度に9件の処分を発表した福島県教育庁。
このうち懲戒免職の処分を受けた相双教育事務所の高野宏樹主任主査(51)は、207回にわたってウソの超過勤務を申請し、あわせて300時間分、約120万円の手当てをだまし取った。本人の申告と警備員室の記録に齟齬があったことから発覚したもので、すでに全額返金されているということだ。
また、入浴中の女性を盗撮しようとして逮捕・起訴された県立ふたば未来学園中学校の佐藤弘章教諭(32)も懲戒免職処分とした。
このほか7人が不適切な会計処理や交通事故などで懲戒処分を受けた。