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廃炉に向けてターニングポイント 東電の小早川社長が福島第一原発で年頭の訓示 春に2回目のデブリ採取 

福島第一原発では東京電力の小早川社長が年頭の訓示を行った。
東京電力の小早川智明社長は「今年は現場レベルでの立場を超えた信頼関係、協働体制を構築するとし、すなわち『ワンチーム』をキーワードに取り組んでいきたいと思います」と話した。

福島第一原発2号機では、2024年11月に事故後初めて燃料デブリの採取に成功。2025年はさらにサンプル数を増やすため、3月から4月にかけて2回目の採取に着手する方針が示されている。
小早川社長は「デブリ本格取り出しに対してのしっかりとした計画の精査も今年しっかりやって行かなければならないので、今後の廃炉に向けて大きなターニングポイントになってくるかなと思っておりますので」と話した。

現在も分析が進められる燃料デブリ。廃炉に向けた道筋を示すことができるか。重要な一年が始まる。