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今年の干支にぴったり「へびの御年始」 子どもたちがワラで作ったへびで地区の家を訪問 福島・会津美里町

今年の干支にぴったりな1月7日の風物詩。藁で作った大きなへびに噛まれるとご利益があるとされる福島県会津美里町の伝統行事だ。

「どんどこ、どんどこ、どんどこ、どん」「せーの。おー」会津美里町雀林地区の伝統行事へびの御年始。水不足に苦しんでいた際に、水の神様の使いとしてへびを祀ったことが始まりとされている。
地元の子どもたちが、自ら藁で作った長さ約5メートル、重さ約30キロのへびを持って地区の家を訪問。へびに頭を噛んでもらうと1年間健康に過ごせるとされている。

地区の人は「やっぱね子どもたちとかみんな健康で、一年丈夫に過ごせますようにお祈りしました。今年もね、へび年でへびが元気でよかったです」「段々人数が減っていく中で、少ない中でも一生懸命やって頂いているので、毎年有難いなと思います」と話していた。

今年は9人の子どもが参加し、地区の約70軒をまわった。参加した中学生は「今年1年もみんなが健康にいられるようにっていう気持ちで廻っています」と話した。
この伝統行事は毎年1月7日に行われていて、130年以上前に伝わったとされている。