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インフル感染拡大止まらず 警報レベルの流行続く 対応に追われる医療機関 ピークは1月下旬か《福島県》

福島県でもインフルエンザの感染拡大がとまらず、警報レベルの流行が続いている。
福島県が発表している一医療機関あたりのインフルエンザの感染者数。1月7日発表になった12月23日から29日は【44.35人】で前の週の約1.4倍に増えた。40人を超えるのは約6年ぶりのことで、近年まれにみる感染の広がりとなっている。
こうした状況の中で年末年始を迎え、人の交流が多かったことも関係しているかもしれない。医療機関には8日も多くの患者が訪れていた。

<対応に追われる医療機関>
郡山市のじんキッズクリニックは、1月8日も拡大するインフルエンザの対応に追われていた。
小学1年生の男の子は、7日朝に39度の発熱。薬を飲んでも熱が下がらず、検査をしてみると...。「検査したところ、インフルエンザAプラスでしたので、インフルエンザAの診断で、お薬も処方しますね。頑張ってのめますか?うん、がんばろ」

<年末年始に患者激増>
2024年11月下旬から患者が増え始め、年末年始を含む1週間では約130人に上った。
じんキッズクリニックの酒井信子副院長は「ちょうど1月2日がクリニックの休日当番の日だったんですが、200人ぐらいの患者さんが受診されて、約80人。約半数ぐらいがインフルエンザへの診断でしたね」と話す。

<ピークは1月下旬か>
重い合併症を引き起こす可能性もあるインフルエンザ。このクリニックでは、本格的なピークは1月下旬とみていて、さらなる拡大を警戒している。
酒井副院長は「(学校が始まり)もしご家庭でも、お母さん、お父さんがお子さんの様子がすぐれないなと思われたときには、早めに休養を取るように、もしくは病院に受診するようにお願いいたします」と呼び掛けた。