3学期スタートも...学校はインフルエンザに警戒 全員がマスク姿で始業式 感染に細心の注意《福島県》
冬休みが終わり、1月8日は福島県内のほとんどの公立の小中学校で始業式が行われた。一方、心配なのが猛威をふるうインフルエンザだ。学校側も対策を意識しながらの3学期のスタートとなった。
「おはようございます」「おはようございます」郡山市の金透小学校。15日間の冬休みが明け、大きな荷物を持って登校する児童の姿が見られた。
始業式で嶋忠夫校長は「3学期は49日間と大変短い学期ですが、次の学年や中学校に進む、とても大切な学期です」と話す。約200人の児童が集まった始業式だが、全員がマスクを着用。先月から急拡大するインフルエンザの感染対策のため、学校が対応を呼びかけたという。
式のあとは、教室で絵日記など冬休みの課題を提出。それぞれ楽しかった思い出を振り返った一方...2年生の児童は「インフルエンザのA型にかかって、5日ぐらい1人で上の部屋で寝てた。病院行くぐらいしか、出来なかった」と話す。
この小学校では12月半ば、26人の児童がインフルエンザに感染するなどのべ3クラスが学級閉鎖に。8日も3人が欠席した。
休み時間には、教室の窓を開けて換気をしたり、こまめな水分補給を促したりするなど対策を心がけている。2年1組担任の関根尚子先生は「(冬の)寒さは子ども達、衣服にも調整が若干低学年だと難しかったりもしますので、こちらで声かけることを意識しています」という。
感染に細心の注意を払いながらしめくくりの3学期を迎える。子どもたちは「(3学期は)算数とか、国語を頑張りたいです」「(3学期は)縄跳びを2分か1分跳ぶ事を頑張りたいです」などと話していた。
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