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福島県立医大の職員がパワハラで懲戒処分 部下に「何年もいてそんなことも知らないの?」

福島県立医科大学は8月28日、会津医療センターに勤める50代の男性職員について、部下へのパワハラを認定し減給1か月の懲戒処分としたことを公表した。

県立医大によると、この男性職員は令和4年4月から6月にかけて、直属の部下に対し「定時で帰るのはいいけどやることやって」「何年もいてそんなことも知らないの」などと、高圧的な口調での指導を繰り返した。

処分を受けた男性職員は、過去にもパワハラを認定され、上司から注意を受けていた。
被害を受けた部下は、一時的に食事が取れなくなり、動悸や手の震えといった症状を訴えたものの、現在は通常通り通勤しているという。

県立医大では7月にも、医学部の男性教授が部下に対し、「業務に関する質問に十分に答えない」「業務量を制限すべきとの医師の診断書があるにも関わらず、それを超える業務を強要する」などのパワハラを繰り返したとして戒告の懲戒処分を受けている。

県立医大は「引き続きハラスメントの懲戒処分を行うことになったのは誠に遺憾で、心よりお詫び申し上げる」とコメントしている。