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家族を亡くした人の被災体験を伝える展示会 福島・大熊町役場ではじまる《東日本大震災から14年》

3月10日から福島県の大熊町役場で始まった展示会は、震災と原発事故の被害を多くの人に知ってもらおうと町が企画したもの。
津波で2人を亡くした家族と、帰還に向けた準備中に避難先で亡くなった男性の体験が当時の写真とともに展示されている。
大熊町の生涯学習課・喜浦遊さんは「町民に聞かないと何があったのかっていうのは本当にはわからないと思う。伝えていくというよりは『知る』ということがまずは大事なのかなって思います」と話す。

福島第一原発が立地する大熊町は、2022年6月に復興拠点の避難指示が解除されるなど、現在1370人が町内で生活している。(2025年2月末時点)

◆東日本大震災関連展示「14年という年月」
2025年3月15日まで 観覧無料