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燃料デブリ取り出しの訓練始まる 4月中の2回目着手に向け 前回ミスした工程の再発防止へ 福島第一原発

燃料デブリの2回目の取り出しに向け、3月25日から前回ミスがあった工程などの訓練が始まった。

福島第一原発2号機では、2024年11月に事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出しに成功し、0.7グラムのデブリが茨城県や兵庫県の研究施設で分析されている。
東京電力は4月中にも2回目の取り出しの着手を目指す計画で、25日から前回ミスがあった工程の訓練が始まった。

1回目の取り出しでは、ロボットを格納容器に押し込むためのパイプの順番が間違っていたことが直前に判明し、作業が中断されるミスがあり、再発防止につなげたい考え。
また、前回故障したカメラなど取り出しのロボットも改良品に取り換える予定だということだ。


福島第一原発には約880トンの燃料デブリがあると推計されているが、2回目も「3グラム以下」を取り出す計画。