福島が誇る三春滝桜が4月8日に開花した。そのほか、福島市の信夫山ではソメイヨシノが満開に。花の名所「花見山」も華やかに色づき、福島県内も花の見ごろを迎えている。

■日本三大桜「三春滝桜」
樹齢1000年を超える福島県三春町の「三春滝桜」。8日午後1時の時点では、つぼみのままだったがその後の暖かさに誘われ、一気に5輪以上が咲いたという。去年よりも2日遅い開花となった。
観桜期間4月9日から葉桜になるまで。見ごろの期間中はライトアップも行われる。

■福島市　サクラ満開宣言
4月8日は、午前を中心に快晴となり、桜の開花が進んだ福島市の信夫山。平年より3日早く去年より1日遅い「桜の満開」が発表された。
午前中から多くの人が訪れていた。花見を楽しんだ人は「見事ですね、ちょうどいい。本当に天気も良いしね」と話していた。

■桃源郷も華やかに
さらに福島を代表する花の名所「花見山」。いまが見頃のピークで、福島の桃源郷を目当てに、全国そして海外からも観光客が訪れていた。
現在は、トウカイザクラや黄色のレンギョウなどが満開を迎え、今年も絶景が広がっている。
ふくしま花案内人佐藤征子さんがイチオシするのが、パンフレットの表紙にもなっているスポット。ハクモクレンやカンヒザクラも混ざり、彩豊かなの花見山を象徴するビューポイントだ。

■海外からの観光客も魅了
新型コロナの影響で、訪れる観光客が大幅に減った花見山だが、ここ最近は年間10万人近くにまで回復。きょうも多くの人がその魅力に魅了されていた。
見頃のピークは今週で、サクラは来週半ば頃まで楽しめるという花見山。ソメイヨシノは咲き始めの状況だ。