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4月19日にも格納容器の外へ 燃料デブリ・2回目の試験的取り出し作業《東京電力・福島第一原発》

東京電力・福島第一原発2号機で、4月17日に格納容器の底にある小石状の燃料デブリをつかんだロボット。
安定して運ぶことができるサイズの1粒だけをつかみ取って持ち上げられたあと、4月18日は格納容器の外の方に向かって回収のための「引き戻し」作業が行われた。
18日は格納容器の壁まであと90センチのところまで引き戻されたということで、19日にも格納容器の外へ出される計画だ。

2号機では2024年11月に事故後初めてとなる試験的取り出しが行われ0.7gの燃料デブリを採取。今回はこれよりも格納容器の中心近くで採取を行っていて、違った場所での燃料デブリの分布を知る手掛かりになることが期待されている。

福島第一原発には、あわせて880トンの燃料デブリが残ると推計されている。