郡山市長選挙・椎根健雄氏が初当選「郡山市を頼むぞという声を市政に反映」

4月20日、任期満了に伴う郡山市長選挙が行われ、新人で前県議会議員の椎根健雄氏が初当選した。
現職の引退表明により、20年ぶりに新人同士の戦いとなった今回の選挙には4人が立候補。
開票は午後9時20分に終了し、椎根氏が5万4639票、元県議会議員の勅使河原正之氏が4万1076票。会社経営の高橋翔氏が3845票、自営業の大坂佳巨氏が3820票で、椎根氏が3人を大きく引き離し初当選した。
椎根氏は郡山市出身の48歳。
教育や子育て支援の充実、持続可能な農業の推進、市街地の交通渋滞の緩和などを訴えて支持を拡大した。
椎根氏は事務所に集まった支持者に対し「大変厳しい選挙戦だった。まだまだ椎根健雄の知名度が低いなか自分の声で皆様に思いを訴え、激励の声や厳しい声、これからの生活に対する思いや不安、希望の声をたくさん有権者の皆様からいただいた」と選挙戦を振り返り。
また「郡山市を頼むぞと、また、郡山市、これからもっともっと良くしてくれと、そういった市民の皆様方の声をどう反映させて、この郡山市を前進させるのか、人の集まる街をつくれるのか、そういったところに力を置いて、皆様方とともに前を向いて進んでまいる」「歴代市長たちが築いてきたこの郡山市をさらに魅力のある街にしてまいる」と抱負を述べた。
郡山市の選挙管理委員会によると、投票率は40.28%で過去2番目に低かった。