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薄紅色のサクラをもう一度「合戦場のしだれ桜」 寄付募り樹勢回復プロジェクト<福島・二本松市>   

滝が流れ落ちるような薄紅色のサクラをもう一度。福島県二本松市でプロジェクトが進められている。

日焼けや寒暖差などから樹木を守る保護材を巻く作業が行われたのは、二本松市の「合戦場のしだれ桜」。樹齢約200年、地域のシンボルだが、最近は"異変"が...。
2024年の春は、あまりサクラが咲かず、滝が流れ落ちるようなかつての美しさは失われていた。

薄紅色の満開のサクラをもう一度。保存会や市は、2024年クラウドファンディングなどで寄付を募り、本格的な回復プロジェクトをスタートさせた。
合戦場のしだれ桜保存会・山崎清志会長は「3年後5年後には、樹勢が回復している姿を見られれば、私たち保存会もこの取り組みに頑張ってきたことが、皆さんに伝えられるかなと思います」と話した。

保存会などは、今後枯れ枝の伐採作業や土壌の改良を行う予定で、回復には数十年かかるとみられている。