イチゴ狩りスタート 賑わう観光農園 重油価格高騰が悩みの種 工夫で料金は据え置きに 福島・須賀川市
今が旬の真っ赤に色づいたイチゴ。福島県須賀川市の観光農園では、1月からイチゴ狩りが始まった。
多くの人で賑わう一方、ある悩みも...。
須賀川市の観光農園「StrawberryParadise」。「ふくはる香」や「ベリーポップすず」など16種類のイチゴを栽培している。今シーズンは朝晩の寒暖差が大きく、イチゴの生育は順調。1月2日から始まった105分の食べ放題のイチゴ狩りには、インバウンドの増加も手伝い、2024年の同時期と比べて2倍の人が訪れている。
来園者は「やっぱり今が、一番甘くて、艶があって美味しいので来ました」「美味しい」と話す。
一方で、悩みの種となっているのが燃料代の高騰。
政府の補助金の縮小により重油の価格は、2ヵ月前に比べて1リットルあたり10円上がっていて、年間の燃料費は100万円ほど増える見通しだ。
StrawberryParadiseの佐藤光子さんは「経費がその分、かさみますので、厳しい経営状態にはなっております」と話す。
それでもハウス内の気温や湿度を工夫して効率よくイチゴを育てることで、イチゴ狩りの料金は据え置いている。佐藤さんは「お客様にお楽しみいただけるようなストロベリーパラダイスを目指して、日々頑張っておりますので、お客様もぜひご、来園いただきたいと思います」と話した。
この観光農園では5月末までイチゴ狩りを楽しめるということだ。
※初回入園料(税込):大人2400円、小学生2200円、未就学児と70歳以上1400円、2歳以下無料