【記録的大雪】最強寒波で福島・会津地方 スリップ事故多発 JRは一部運休 7日夜から再び雪に警戒
最強寒波により福島県の会津地方は記録的な大雪となっている。2月7日昼過ぎからは小康状態となっていて、午後6時現在は雪が降っていない。しかし、会津は7日夜遅くから再び雪が強まるとみられていて、引き続き警戒が必要だ。
7日午前8時過ぎの福島県会津若松市は、しんしんと雪が降り続いていた。駐車場では、車がスッポリと雪で埋まっている。雪に覆われた7日朝の会津若松市。JR会津若松駅のシンボル赤べこにも雪が降り積もっていた。
会津若松市民は「いや、多すぎる。前半(1月から2月頭)が降っていなかったから、今こう降られちゃうと身動き取れない」と話す。
会津若松市の積雪は午前11時時点で121センチとなり、観測史上最大を更新。荷物は思うように運べず、車のタイヤは空転。除雪が急ピッチで進められていた。国道49号線は渋滞が発生していた。
また、磐梯町の県道では複数の車両がスタックし、道路を塞いでいた。
記録的な大雪となった会津。
7日午後3時までの48時間に降った雪は最大で、西会津町で100センチ、南会津町南郷で98センチ、金山町で93センチ、会津若松市で87センチ。このうち、南会津町南郷と西会津町、会津若松市は2月の観測史上最も多くなっている。
東京都から来た人は「今、電車が本日運休と、高速バスも運休という情報が入ってきて、今困ってて、どうしようかなと。レンタカーで動こうかなという感じで」と話す。
この大雪により、JRの磐越西線や只見線は一部区間が終日運休に。県内の高速道路はこの後の雪の状況により、7日夜から再び予防的通行止めが行われる可能性がある。
会津若松市で除雪作業中の男性が足の骨を折るなど雪のケガは県内で13人に。7日午前8時30分までの24時間には、スリップとみられる事故は135件確認されている。
会津の雪は、7日夜遅くからまた強まるとみられている。