ニュース

アンモナイトの一種"フォレステリア エゾエンシス"を福島県内初発見!<福島県広野町>

福島県立博物館は、福島県広野町で、県内初となるアンモナイトの種"フォレステリア エゾエンシス"を発見したと発表した。

県立博物館によると、広野町に分布している恐竜時代の地層である「双葉層群」はアンモナイトが発見されることで有名。福島県を代表するアンモナイトのひとつである"ヤベイセラス オリエンタレ"が知られている。
この種は、同じ種でも個体ごとに殻の形が異なるが、成長に伴って殻の形の多様性がどのように変化するか、他の種とどう異なるのかは詳しくわかっていなかった。

広野町から新たに発見されたアンモナイトをCTなどで研究したところ、"ヤベイセラス オリエンタレ"にも、ヒトと同じように1個体ごとに個性があり、子どもから大人に移り変わる時期に変異(個性)が出やすいことが分かったという。
県立博物館は「謎に満ちたアンモナイトの一生を解明することに貢献できる」としている。

この研究の過程において福島県初の種である"フォレステリア エゾエンシス"が発見された。
これも「福島県のアンモナイトの全体像を解明する上で重要な発見」だという。