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当時の社長と元役員が初公判で起訴内容認める 福島市の復興牧場の敷地に子牛の死骸を不法投棄した事件

起訴状によると、福島県福島市土船の復興牧場「フェリスラテ」の元社長・田中一正被告と元役員・長谷川義宗被告は、共謀して2023年6月頃までの約3年半にわたって、牧場の敷地内に子牛の死骸合わせて約1440キロを不法に捨てた罪に問われている。

2月27日開かれた初公判で、元社長と元役員の2人、法人として起訴されたフェリスラテの現在の代表取締役はそれぞれ起訴内容を認めた。

冒頭陳述で検察側は、元社長と元役員の2人が会社の設立当初から個体識別番号が登録されていない死産した子牛を適切に処理せず、敷地内に埋めていたことなどを指摘した。
一方、弁護側は情状酌量求めた。

次回の公判は、3月19日に開かれ結審する予定。