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震災の記憶と経験をつなぐ 震災を知らない園児たちが木の葉に込めた未来への思い 東日本大震災から14年

「みんなが幸せに」・・・東日本大震災後に生まれた子どもたちが、復興への願いなどを木の葉に託した。

福島県相馬市にある「みなと保育園」は、松川浦が目の前にあり、震災当時すぐ近くまで津波が押し寄せた。
あの日から、まもなく14年。震災の記憶と経験を次の世代に伝えようと、保育園では毎年子どもたちにあの時何が起きたのかを伝えている。

この日、子どもたちは復興への願いや将来の夢、未来に向けた希望を込めたメッセージを書いた。子どもたちが言葉を書いているのは、阪神・淡路大震災の被災地・兵庫県から届けられた木の葉だ。

園児は「警察官になって、みんなを守りたい。困っているときに助けたいです」「みんな幸せにできますように」などとメッセージに思いを込めていた。

みなと保育園の東海林ゆきさんは「子どもたちが震災のことを聞く機会が、年々減って少なくなっていると思う。小さいながらに色々感じることはあったと思うので、自分の命は自分で守るとか、そういうところを大切にこれからも大きくなってほしい」と話した。

子どもたちの思いが込められた木の葉は、3月11日に相馬市の海に流される。