春の彼岸は要注意! 仏壇などで使うろうそく・線香が原因の火災 10年間で31件発生<福島・郡山市>

福島県郡山市の郡山消防本部によると、管内では2024年までの過去10年間で、ろうそくや線香などが原因の火災が計31件発生している。
月別で最も多いのは3月の8件で、次は8月の7件となっている。いずれも春の彼岸やお盆があり、墓や仏壇などでろうそくや線香を使う時期にあたる。31件のうち、住宅火災が19件、墓地周辺での枯草・林野火災が12件。1人が死亡し、ケガ人は9人発生した。
出火原因は住宅火災の場合、ろうそくが倒れて可燃物に触れたり、炎が造花や衣服に燃え移った事例などがある。墓地周辺では、線香が風に飛ばされたり、点火した時の火種が飛び火したとみられる事例があるという。
郡山消防本部では、火が消えるまでその場を離れないことや、周囲に燃えやすい物を置かないことなどを挙げて、火災の発生に注意を呼び掛けている。