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「予約時間に焦り」危険運転致死傷の罪に問われている男 検察が懲役9年を求刑(福島)

西郷村で2人が死傷した事故の裁判で検察は被告の男に懲役9年を求刑した。

起訴状によると、南会津町の大竹康夫被告はおととし9月、最高速度が50キロに指定されている西郷村の国道で時速約104キロで車を運転して軽ワゴン車と衝突する事故を起こし、2人を死傷させたとされている。

7日、福島地方裁判所郡山支部で開かれた論告・弁論の公判で検察側は「鍼療院の予約時間までに到着したかったいう動機や160キロ前後の極めて危険な速度で車を追い越すなど自己中心的な犯行」と指摘した上で、「極めて危険性の高い運転行為だった」などと大竹被告に懲役9年を求刑した。

一方、弁護側は「事故現場までは車を制御できていた。予約時間に間に合わないという焦りから高速で運転することを決めた」として懲役3年と執行猶予付きの判決を求めました。

判決は3月11日に言い渡される。