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<福島第一原発>2号機プールからの燃料取出し“レール”設置完了

福島第一原子力発電所で、2号機の使用済み燃料プールからの燃料取出しに向け、取出し装置を動かすための“レール”の設置が3月14日に完了した。

2号機の使用済み燃料プールには使用済み燃料587体と、未使用の燃料28体の、合わせて615体の燃料が保管されていて、プールの中で専用の容器に格納して建屋の外にある「共用プール」に移動させる計画。
東京電力は、早ければ2026年3月までに取出しを開始したいとしている。

2号機では2024年11月、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出しが行われ、0.7gのデブリが、茨城県や兵庫県の研究施設で分析されている。
2号機ではこの燃料デブリのほか、原子炉建屋に残された使用済みの核燃料の取り扱いも課題となっていた。