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《判決》死んだ子牛を不法に廃棄 復興牧場の元社長と元役員に有罪判決 牧場には罰金200万円を命じる

判決によると、福島県福島市の復興牧場「フェリスラテ」の元社長・田中一正被告と元役員・長谷川義宗被告は共謀し、2000年からの約3年半、子牛の死骸を合わせて約1.4トンを牧場内の地中に不法に埋め、捨てていた。

4月7日の判決公判で、福島地裁の島田環裁判官は「公衆衛生を害した程度は大きく、違法性の意識があったことも十分に推認できる」と指摘。
一方「一応の損害回復に努めた」として、田中被告と長谷川被告にそれぞれ懲役1年・執行猶予3年、罰金100万円を言い渡し、罰金が支払えない場合は労役場に留置するとした。

また、復興牧場のフェリスラテには、罰金200万円を命じた。