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休業と改修工事...大雪被害の温泉旅館も追い風に期待! 国内最大規模の観光キャンペーン「ふくしまDC」

プレ・アフターを含め3年にわたり行われる大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」。2025年4月から「プレDC」がスタートした。前回の経済効果は約300億円ということもあり、巻き返しを期待する旅館もある。

■大雪被害 観光シーズンに工事中
福島県会津若松市にある東山温泉。「いろりの宿 芦名」では、2025年2月の記録的な大雪で、源泉を流すパイプがずれてしまったうえに、風呂場の窓ガラスが雪の重みで割れるなどして約1カ月の休業を余儀なくされた。屋根も壊れるほどの大きな被害を受け、4月9日からようやく改修工事が始まる。
女将の和田美千代さんは「『桜が咲いたら』とか『今すぐ咲くから』みたいなことが利用客との合言葉みたいになっているのですけど、その時がちょうど工事中で、痛手だなみたいな」と話す。

■キャンペーンに期待
自慢の優しい温泉と囲炉裏を囲む温かな食事が、全国のお客さんに届くようプレDCでの巻き返しに願いを込める。
「デスティネーションキャンペーンも、やっと福島県に回ってきたし、そういう風が吹いてくれるかなと思っている。福島県の良さをお客様は期待して来られると思うので、来た方を大事に良い印象を残して帰っていただきたいなと思います」と女将の和田さんは語る。

福島県内の魅力を全国に、そして世界に!福島のおいしいものや美しい景色が多くの人を惹きつけることに期待だ。