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従業員のケガを報告しなかったか 下郷町の会社を労災かくしの疑いで書類送検(福島)

会津労働基準監督署は4月17日付で下郷町にある土建会社と同社の工事部長を労働安全衛生法違反の疑いで会津若松区検察庁に書類送検した。

会津労働基準監督署によると去年1月20日、河川工事の現場で伐採された4メートル程の木をトラッククレーンに積み込む作業中、玉掛け作業を行っていた土建会社の従業員の1人がクレーンで吊り上げた木と接触し、左足などに4日以上の休業を要するケガをする労働災害が発生した。

労働安全衛生法では休業4日以上を要する労働災害が発生した場合、すみやかに所轄の労働基準監督署長に労働者死傷病報告書を提出するよう定められているが、土建会社の工事部長は報告書を提出しなかった疑い。