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福島市の先達山メガソーラー 建設現場を初公開 全体の8割が完了 植栽も 9月末ころ商業運転開始予定

福島県福島市の先達山で建設が進められているメガソーラーの工事現場が、報道各社に初めて公開された。

山林を切り拓いた広大な造成地で建設が進められているのは、東京の合同会社が手がける福島市の「先達山太陽光発電所」。約60ヘクタールの敷地に太陽光パネル約9万6000枚を敷き詰める計画だ。
土木工事がほぼ完了したことから、4月25日は報道機関に向けてパネルの設置状況や緑化工事の進捗状況などが説明された。「5月位、4月5月位からは、青々してきて、下からご覧になっていただいても、緑が全面に映るようになりますかね」という。

このメガソーラーをめぐっては、伐採が始まった2022年頃から土砂災害の懸念や景観の悪化が指摘されていて、市民団体から福島県に対して工事の停止を求める要望書が提出されるなど反対の声も高まっている。

事業者によると、この発電所は現在、工事全体の8割が完了していて、造成地への芝のタネの吹きつけや約8000本のコナラの植栽も終えているということだ。
先達山太陽光発電所のプロジェクトマネージャーは「末永く、この地域の方々と共存していけるような形で設備を、発電設備を運用していけたらなということは、これは以前から考えておりますし、これからも変わりません」と話した。

先達山太陽光発電所は、9月末頃から商業運転開始を予定している。