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「エアレースX」が開幕 連覇がかかる室屋義秀選手 開幕戦は2位 全4戦「熱量入れていく」

4月29日に開幕した空のモータースポーツ「エアレースX」。AR=拡張現実技術などで実際の都市をレース会場に見立てて、パイロットはそれぞれの拠点でフライトを行い、そのタイムを競う。

■福島から室屋義秀選手が参戦

福島県福島市の「ふくしまスカイパーク」に集まった約2000人を釘付けにした機体。エンジン音を響かせ、福島の空を自在に舞う。
男の子は「ぐるぐるするところが格好良かった」と話し、女の子は「私も飛行機みたいに空を飛んでみたいです」と話す。


操縦をしていたのは、エアレースパイロット・室屋義秀選手。笑顔も覗かせながら、訪れた人とハイタッチ。ただその背中には「覚悟」を感じた。
今シーズンは世界6か国の8人が参戦するエアレースX。昨シーズン、チャンピオンに輝いた室屋選手は初の連覇を目指す。


■開幕戦は2位で終える

AR空間の中で行われるレースの模様を大勢のファンが見守る。予選2位の室屋選手は圧巻の操縦で好タイムを重ね、決勝戦まで勝ち進んだ。最後は南アフリカのパトリック・デビッドソン選手との対戦。ぎりぎりの接戦を繰り広げますがわずかに及ばず、開幕戦を2位で終えた。

レースを終え室屋選手は「第2戦に向けて本当しっかりポイントをとって優勝していかないといけないと思いますので、機体のアップデートそれからトレーニングを含めてまだまだかなり熱量入れていかないといけないなと思います」と語った。

全4戦で競う今シーズン。連覇に向けた戦いが続く。