旧庁舎の趣そのままに 展望スペースや"書かない"窓口 防音の傍聴室も 会津若松市役所の新庁舎お披露目
2025年5月7日からの運用開始を前に、会津若松市役所の新たな本庁舎が一般公開された。
まず目を引くのが外観。
昭和12年(1937年)に建てられ、歴史的な近代建築としても評価されていた旧庁舎。老朽化に伴い建て替えられたが、免震工事を施した上でその一部を「旧館」として「保存」「活用」した。
議場では趣をそのままに残しつつ、子どもが一緒だと傍聴しづらいといった市民の声を取り入れ傍聴室は防音設備を備えた。
高さは約30メートルの新たな本庁舎には、鶴ヶ城など市内が一望できるスペースも。
さらに、1階と2階にまとめた窓口の一部ではタブレット端末を活用。来庁者が書類などを記入することをなくす。また、様々な言語に対応したAIによる総合案内も導入される。
これまで別の場所にあった一部の庁舎も集約して運用される新たな本庁舎。5月7日から業務が始まる。