福島・柳津町の小中学校で一足早く始業式 1月7日の伝統行事「七日堂裸詣り」に合わせて 8日は休みに
福島県柳津町の圓蔵寺。下帯姿の男たちが一本の綱をよじ登る伝統行事「七日堂裸詣り」が午後8時過ぎから始まる。この1月7日の風物詩に合わせて、柳津町の小中学校は一足早く3学期がスタートした。
午前7時半過ぎ、子どもたちが荷物を持ちながら元気に登校してきた。全校児童112人の柳津小学校は7日3学期がスタート。始業式で、大越久校長が子どもたちに期待したのは「巳年」の成長だ。「古い自分を脱ぎ捨てて、新しい自分へと蛇のように脱皮して、一歩一歩新しい自分に生まれ変わっていく日々を送っていくと思います」と話した。
県内のほとんどの小中学校が8日に始業式を迎える中、柳津町が一足早いのは…。
1月7日の風物詩で、下帯姿の男たちが一本の綱をよじ登る七日堂裸詣りに合わせているからだ。夜まで見学する児童などのために、7日の代わりに8日が休みになる。
伝統行事の前に友達と再会した児童は、冬休みの思い出などを振り返っていた。
児童は「みんなでおばあちゃんちに行って遊んだりとか、カードゲームとかして遊んでいました」「(3学期は何を頑張りたいですか?)算数です。算数の計算が難しいから計算をすらすら解けるように」と話した。
七日堂裸詣りはこのあと午後8時過ぎから始まる。