会津地方最大の初市「十日市」 風車や起き上がり小法師など縁起物を求めて多くの人 福島・会津若松市
福島県会津若松市では、会津地方最大の初市「十日市」が行われている。
十日市が行われる頃は天気が荒れる...と言われていて、今年はその通りとなり除雪をしてもなかなか追いつかないという話も聞かれた。
会津若松市の中心部で毎1月10日に行われている「十日市」は、400年以上の歴史がある。会津ならではの縁起物を中心に、約300の店が軒を連ねる。
買い物客に話を聞くと「天気が心配だったが、今になって少し良くなったので良かった」「きょうは起き上がり小法師と風車を買った。家内安全とか家族全員が病気しないように一年間過ごせるようにという願いを込めて買った」という。
十日市といえば縁起物だ。「風車」は羽根がくるくると回るように、何事もよく回りますようにという願いがこめられている。また「起き上がり小法師」は勢いよく立ち上がるものを、家族の数に1つ足して子孫繁栄を願う。
十日市は10日午後8時頃まで行われ、実行委員会によると2025年も例年通り10万人の人出を見込んでいるという。