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三春町の寺院から仏像など窃盗 48歳男を逮捕 約120点の押収品 オークションサイトで販売か【福島】

警察が1月14日公開したのは福島県三春町の寺院から盗まれた仏像など約120の押収品。これらの盗品は、オークションサイトで販売されていたとみられている。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福島県田村市の解体業・石井秀人容疑者(48)。
警察によると、石井容疑者は2024年9月、三春町の寺院に侵入し、仏像20体と掛け軸1点合わせて480万円相当を盗んだ疑いが持たれている。警察の調べに対して「間違いありません」と容疑を認めている。

一方、警察が押収した証拠品は、約120点に上っていて、三春町の寺院以外にも余罪があるとみられている。
14日公開された押収品の中にあった仏像。三春町の寺院から盗まれた可能性がある。この仏像と酷似したものは2024年11月、オークションサイトに出品されていた。捜査関係者によると、石井容疑者はオークションサイトで盗んだ仏像などを販売していた形跡があり、金銭目的に犯行を繰り返したとみられるということだ。

2024年秋から田村市や三春町・小野町で相次いで確認された仏像の窃盗。警察は15日に石井容疑者を送検し、余罪についても調べを進める方針だ。