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福島県産キュウリ31年ぶりに100億円突破!全国的な収量減での価格高騰も

2024年の福島県産キュウリの販売額が1993年以来31年ぶりに100億円を超えた。

JA全農福島は1月21日に福島県庁を訪れ、2024年の県産キュウリの販売額が103億6300万円あまりと、31年ぶりに100億円を突破したことを内堀福島県知事に報告した。

夏から秋の時期に、福島県産の青果物で一番の生産量を誇るキュウリ。
2024年は猛暑の影響などで全国的に生産量が落ち価格が上がるなか、県内では農家の工夫や対策などで生産を維持したことが好調の背景にあるという。

福島県農業協同組合中央会の管野啓二会長は「キュウリは夏の野菜のトップランナーであろうと思っている。そのキュウリを美味しく食べていただけるような工夫をしながら市場との連携を密にして有利な販売をしていくことが大切」と話した。

福島県内のキュウリをめぐっては、「夏秋きゅうり」が全国的にも生産をのばしていて、2022年は野菜の指定産地別に1位が「福島北部」、2位が「福島南部」と、生産量の全国上位を占めている。