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福島・浪江町に「すき家」がオープン 子ども議会で要望「ドライブスルー併設のチェーン店を」

福島県浪江町の国道6号線沿いに、2025年1月22日にオープンする牛丼チェーンの「すき家」。東日本大震災後初めてとなる24時間営業の店で、ドライブスルーが併設されている。

21日は浪江町の子どもたちが招待され、タッチパネルを使った注文を体験。無料で牛丼がプレゼントされた。体験した男の子は「楽しかった」と話す。また母親は「子どもが4人いるので、ちょっと疲れたときは利用したい」と話した。

今回の開店には、ふるさとの将来を考える子どもたちの声がいかされた。
2023年開かれた浪江町の子ども議会で提案されたのが、仕事帰りでも立ち寄れるよう午後10時ごろまで営業しているドライブスルー併設のチェーン店の建設だった。

浪江町子ども議会の議長で浪江創江中学校3年生の松本玲夢さんは「実現してくれた浪江町の議会の皆様、協力してくれた方々に感謝しています。浪江町の良いところがひとつ増える、そういう面で復興にむけて進んでいる」と話した。
浪江町議会の平本佳司議長は「さすが子ども目線というか、中学生の目線でこういう風なものが必要だったのだなと思った」と語った。

24時間営業の出店で、浪江町の賑わい再生がさらに加速すると期待されている。