120の機関が参加 福島県で原子力災害を想定した訓練 住民避難の手順を確認 さらなる防災体制強化へ
1月21日に行われた原子力防災訓練は、福島県双葉町で震度6強の地震が発生し、福島第一原発5号機の使用済み燃料プールで水位の低下が確認された想定。
訓練には国や福島県のほか、浜通りを中心とした13市町村などから120の機関が参加した。福島県庁に置かれた災害対策本部では、次々に更新される情報を整理しながら、住民を避難させるための手順を確認した。
福島県・危機管理部原子力安全対策課の三浦俊二課長は「なかなか想定みたいにうまくいかないところがある。これから手順や対応を改善して、より原子力防災体制を強化していきたい」と話した。
福島県は訓練で得た課題をまとめ、マニュアルの見直しなどに役立てるとしている。