中国による輸入規制の段階的な緩和に向けて IAEAや中国・韓国の専門家が水揚げされた魚を調査 福島県
福島県いわき市の沼ノ内漁港で、水揚げされたヒラメ約50キロを採取したのは、IAEA=国際原子力機関や、中国・韓国などの専門家。
処理水の海洋放出を受け、中国は日本の水産物の輸入規制を続けているが、段階的な緩和に向けて日本政府と合意している。
その合意後、初めてとなる水産物の追加的モニタリングでは、透明性の高い情報発信につなげるために、これまでとは異なり参加した専門家が自ら魚を選んだ。
外務省国際原子力協力室の田中健一郎室長は「この追加的モニタリングを通じて、さらに透明性を高めて、ALPS処理水ないし福島が安全であると、国際社会にアピールしていきたい」と話す。
採取した魚は、千葉県の研究施設で加工され、その後それぞれの国で分析される。