新幹線改札内で新酒フェア 2026年の大型観光キャンペーンに向け福島をPR 4月からは「プレ」始まる
2025年2月21日から3日間、JR福島駅の新幹線改札内で開催されているのは「春の新酒フェア2025」。2026年から始まる大型の観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に向けて機運を高めようと企画された。福島の日本酒、約30種類が販売された。
<日本酒で誘客>
イベントに参加した福島県福島市の酒蔵「金水晶酒造」の杉原裕一郎さんは「金水晶純米大吟醸は50%磨きのもので、こちらを特にオススメしています」と話し、各酒蔵が自慢の日本酒を販売していた。さらには日本酒と一緒に味わいたい、あん肝やチーズなどのおつまみも並ぶ。
2月22日からの3連休を前に、さっそく多くの人が蔵元と会話を楽しみながら日本酒などを選んでいた。東京から訪れていた人は「ジャケ買い(デザインに惹かれて買った)というか、ボトルがオシャレなので良いなと思って。喜多方テロワール。帰ったらすぐにでも飲みたいです」と話す。
<新幹線改札内で魅力PR>
大型の観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に向けて機運を高めようと企画された今回のイベント。プロジェクトを進めているJR東日本は福島の日本酒を使った誘客に期待を寄せています。JR東日本福島統括センターの鹿野友菜さん「改札を通りかかるときに興味持って立ち止まって下さる方もいて、夕方くらいが一番ピークかなと思っているので、今後が楽しみ」と話した。
<前年・翌年も盛り上がる企画が>
国内最大級の観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」は、2026年4月1日から6月30日に行われる。キャッチコピーは「しあわせの風ふくしま」で、震災から15年の節目に「新たな幸せの風がふくしまに舞い込んでほしい」という願いが込められている。
「デスティネーションキャンペーン」は、本番の前の年を「プレ」、本番の翌年を「アフター」と位置付け、3年にわたって展開されるのが特徴だ。
プレディスティネーションキャンペーンの期間は、2025年4月1日から6月30日までとなる。特別企画として、ライトアップされた磐梯神社での特別な参拝体験などが計画されていて、その他のイベントも今後公表されていく。
それぞれの開催期間中、目標とする入込数は1500万人から1700万人とされ、3年分を合わせると4800万人にのぼる。経済効果も期待されていて、今後の情報に注目だ。